ワンスアラウンドの『現場マガジン』  2022年2月23日号
いつもお読みいただきましてありがとうございます。
ワンスアラウンドが毎週お届けしている『現場マガジン』は、文字通り我々が運営する 《現場》発のホットな情報をお届けするメールマガジンです。
今週は現場で起きた『ハッピーエピソード』をお届けします。
お客様からの“ありがとう”はいつも私たちを元気にしてくれます。
今回も現場の皆様に元気の素をお届けします。

ハッピー・エピソード【vol.025】


「偶然」で繋がるお客様との関係!

ふとした偶然をきっかけに、幸運をつかみ取るという意味合いを持つ「セレンディピティ」という言葉があります。

『セレンディップと3人の王子」というおとぎ話が語源のようですが、 ビジネスシーンでも、強力な接着剤づくりがうまくいかず、弱い接着剤から生まれたポストイットなど 有名な事例が多く挙がっているようです。

先日、まさにセレンディピティと呼ぶにふさわしい「素敵な偶然の出会いで、お客様との関係が深まった」 という事例が2件届きました。


それでは1つ目の「セレンディピティ」をご紹介します!

お母様と息子様のお二人でご来店下さったお客様とのエピソードです。
お昼頃に1度ご来店頂き、息子様のコートの接客をしました。
着方、普段お持ちの洋服や趣味など、楽しくお話しをすることが出来ました。
少し検討したいということで「家が近くなので手持ちの似ているコートを見てからまた来ます!」と退店されました。

そして夕方頃に再度ご来店頂きました。
その際に手持ちの似ていると仰っていたコートをお召しになっていました。
そのコートがとっても質の良いコートで、伺うとお父様からお下がりで頂いたコートだという事でした。

自分は服飾の専門学校を出ているのですが、お父様のコートは有名な生地メーカーのもので、 自分が学生時代にコートを作ろうと思った際、生地代が高くて諦めた生地で作られたコートでした(笑)。

そんな話などで盛り上がり、お持ちのコートとは雰囲気の違うコートをお買い上げ頂きました!

しかし、この話はそれでこれで終わりではなく・・・

翌日、昼食を買いに施設のお弁当売り場へ行きお弁当を選びレジへ持って行くと…
そこの店員さんが「昨日息子と行きました!」と仰るではありませんか!
お母様は同じ施設のお弁当売り場にお勤めだったのです!!
その際に「息子もすごく楽しかったと言っておりました。良い買い物が出来ました。ありがとうございました!」
とありがたいお言葉を頂きました!
再度ご来店頂いたことや、話した内容、私の顔を覚えて下さっていたことの全てがとても嬉しかったです!
その後、お弁当を買うときはいつもそのお店になりました笑


お父様から受け継いだコートを大事に着ていることも、スタッフがその生地がとても高級で、 作ることを諦めた生地だったことも、とても素敵な偶然です!
素材の良さを熟知していたスタッフでなければ、お父様のコートの価値を分からなかったと思いますし、 お客様にとっては価値を理解してくれる人に出会えたことも嬉しかったと思います!
(お母様が同じ施設で働いていたというオチも含めて!)

「偶然は必然である」という名言もありますが、普段のスタッフの 行動が、こうした素敵な偶然を引き寄せたのだと思います!

2つ目はオンラインならではの「セレンディピティ」です。

自ブランドのファンで、自店をよくご利用いただいている70代と思しき個性的なお客様がご来店されました。
ご来店時も自店のアイテムを素敵に着こなして下さっていました。
生憎、いつも担当するスタッフが不在であった為、代わりに自分がお相手させて頂いた時のことです。

ご希望の商品を試着された後、お会計シーンで、ブランドのイベントの告知をしていたところ、 そういった情報は既にオンラインでご存知でした。
70代のご婦人でECまで使いこなしているなんて素晴らしいな!と思い 「店舗インスタグラムでも日々発信していますよ!」と伝えたところ、 「さすがにインスタはやってないのよ〜」とのことでした。

「せっかくですから・・・」と、インスタ画面をお見せしたところ
「この男の子、毎日見て癒されているの!」と仰るではありませんか!
実は、たまたまお見せしたインスタに出ている男の子は自分の息子の写真だったのです!

お客様はインスタはしておりませんが、ブランドのアプリから投稿写真を毎日見て頂いていたのです。

「これ僕の息子なんです」とお伝えすると、お客様も大変驚かれ 「えっ!アプリで毎日見てるのよ!」と、二人でハイテンションになってしまいました。

まさかの偶然に驚きと嬉しさで日々のインスタ投稿のパワーを感じました!
息子を投稿できるのは僕の特権ではありますが、商品購入の目的とは別に投稿写真で盛り上がり、 お客様との関係が一段と深くなったことに感動しました!

これからも投稿を見てくれている色々な方がいる事を胸に、UPし続けていきます。


コロナ禍で外出が減り、人との出会いが少なくなる一方で、 SNSの発展で今まで出会うことの無かった業界の方と繋がったり、 思わぬところで共通の話題が見つかったりと、新たなメリットが広がっています。

苦しい環境でも諦めずに、自分のミッションを大切に行動してきた結果が、 私たちに「嬉しい偶然」=「セレンディピティ」を引き寄せてくれているのだと思います!


最後までお読みいただきありがとうございました。
来年も現場から届いたお客様の「ありがとう」をご紹介してまいります。

ワンスアラウンド株式会社取締役
E&C推進室室長 佐藤梨枝子


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